競馬場で過ごした日々の中に、人々の哀歓が蘇る。
競馬でスタートのやり直しをカンパイと呼ぶ。
果たして人生にカンパイはあり得るのか。
- 発売日
- 2009年12月20日
- 価格
- 定価1,760円(本体価格1,600円)
- ページ数
- 162ページ
- 判型
- B6判
競馬場で過ごした日々の中に、人々の哀歓が蘇る。
競馬でスタートのやり直しをカンパイと呼ぶ。
果たして人生にカンパイはあり得るのか。
主人の娘の身代わりとして、森に住む野獣の屋敷で働く事になったベルは…。
『古城の夜曲――「天路歴程」怨讐篇』(出帆新社刊)より、内容の一部を作者がアレンジし、短い童話に書き換えたもの。
俺は現在29歳。健康以外にこれといって取り柄があるわけでもない普通の人間だ。
でもひとつだけ、世間的にいう普通の人間と違うところがある。それは貧乏ってことかな。
豊かな国「日本」に住む貧乏な主人公が絶対不敗の人生を模索する。
ある国のお城に、たいそう可愛らしい王女さまユリア姫が生まれた。
ユリア姫の誕生祝いに魔術師たちが様々な贈り物をする。
1人だけ祝いに呼ばれなかった年の若い魔術師エリザベートは、「『愛する心』を持たないユリア姫は、将来けっして誰からも愛されず、寂しい不幸な一生をおくる運命である」と言い残……
両親を亡くした幼い白雪と紅ばらの姉妹は、森の中で不思議な泉を見つける。
白雪が水を口にすると、たちまち少女の姿は、もう毛むくじゃらの熊になっていました。
『古城の夜曲――「天路歴程」怨讐篇』(出帆新社刊)の一部を作者がアレンジし、短い童話に書き直したもの。
ある国のお城に、たいそう心の冷たい女王さまが住んでいた。
あるとき、それまでの冷血漢として生きざまを象徴するかのように、その身に血が通わなくなってゆき、やがて遂には冷たい氷のからだへと、変身してしまったのでした。
『星の十字架――「天路歴程」光明篇』(出帆新社刊)の第三……
鞘堂に覆われ、異様なたたずまいを見せる石徹白の白山中居神社。そこには「布橋行事」と呼ばれる死と再生の儀式があった−。石徹白で自分のルーツを探す女性教師の6日間を描いた小説。
日本の人々は、自らの国を「にっぽん」と呼ぶ!Japanese people call their own country “Nippon”!
優しい心を持つ少女仁伊奈は、アメリカ人の少年ジェフと古都京都で出会う。日本に自身のルーツを持つ若者ブラッドと、彼を追い日本を訪れるエミリーは、しとやかなな……
李夫妻の養子となった喬生は、美しい少女麗卿と出会う。
『風の杜子春――「天路歴程」神仙篇』(出帆新社刊)より、その内容の後段をダイジェスト風に、みじかく独立した物語に書き替えた。
キリストさまの両脚の傷から流れる鮮血を「赤い靴」だと思った少女は…。
『星の十字架――「天路歴程」光明篇』(出帆新社刊)の中に挿入されているお話をアレンジした短編童話『赤い靴』。他『マッチ売りの聖少女』を収録。
放蕩三昧の杜子春は、全財産を浪費し、その日の食べ物にさえ困窮するありさまでした。
そんな時出会った道士に、「このままでは、せいぜい三月と命が保つまい」と言われてしまう…。
作者がライフワークとして長年に渡り執筆中の『天路歴程』(全七巻予定)から、そのうちの神仙篇『風……
ロンドン・フィンランドを舞台とした小説。
著者の外国での豊富な経験が創作に大きな影響を与えている。
お城での舞踏会に置いていかれたシンデレラに、主キリストさまが現れる。
主キリストさまは、神の国の晩餐会に招待してくれるというが…。
お妃の陰謀によって城を追われた白雪姫は、主キリストの導きによって救われる。
しかし、暫らくして、白雪姫はみずからの体の異変に、気がつくのだった…。
桃からうまれた桃太郎。
けれども桃太郎は、気が弱くて、とても臆病な子供でした。
「健康そうでいても、人間いつ何処でどうなるか、一寸先の運命はわかりゃしない。」
孤独な老人杉本ヨネの死の後から、嶋田淳作の周りで不思議な事が起こりはじめる。
「ねえコニー…。ぼくはときどき、心の一部分を、コニーと過ごした日々に、落としてきたように感じることがあるよ。ぼくにとっても、あの頃は、人生において、とても大切な時間だった」(本文より)
小学5年生の夏、親友のジムとぼくは、手作りの筏で川を下った。河口を目指したぼくたちが行き着いたのは、ツリーハウス……
「たとえ地味で目立たなくても、いちおう名前があるのなら、ちゃんとその名前で呼んであげなくては、なんだかとっても、かわいそうな気がするわ」
優しいユキコにケン爺さんは次第にひかれていく。
孤独な老人と少女の物語
「きれいなお花を食べれば、きれいなお顔になれると思ったから」 小学1年生の梨花ちゃんは、庭に咲くサザンカの花を食べてしまった…。
2007年出版『花を食べる少女』を改作。
四季美しく、
心育まれる奈良。
二人は古都に出会い、
古都と共に育っていく。
『迦陵頻伽 奈良に誓う』
陶器店の店長になったあずさは、仕事の成功を奈良・唐招提寺の弥勒如来に祈ったが……。
『迦陵頻伽 萬世同薫』……
これは時空飛行船・不落樽号の航海の物語です。
不落樽号のゴンドラ部分が白金、プラチナで造られたために、船はわこちゃん星の宇宙のてい王、わこちゃん大王に捕えられることに…。
さあ、不落樽号の運命や如何に!?
最後のスリーポイントシュートを放つ瞬間、なぜだか涙が流れてきた。シュートを打った時には、もう既に涙でゴールが見えなかった−。小学生のバスケットボールチーム「ザリガニーズ」の活躍を描く。
日米和親条約の締結交渉が行われている時、象山が横浜開港説を主張しなければ、他の場所が開港していたかもしれない。
佐久間象山の見識、岩瀬忠震の決断、中居屋重兵衛の努力によって、横浜の開港と初期の発展は成し遂げられた。
基本的には史実に基づいた、歴史小説に近い時……
戦国武田家の猿楽師から徳川家康に仕官し、武田の遺臣と共に甲州流の治世と石見、佐渡、伊豆の金銀山の開発により、徳川幕府の財政基盤を確立した天下の金山奉行大久保長安。
死後の悲劇から、大反逆者、おごり者と揶揄されているが、その歴史的核心に迫る。
愛は強かった。だが許されない愛の代償はあまりにも大きかった…"。大手商社に勤める羽田純一は責任感が強く、部下からも信頼されていた。しかし、妻子のある身でありながら、ある女性と命懸けの恋に落ち…。
大学3年生の高橋昇が、夏休み前に死んだ。自殺と証明されたが、昇の友人であり、人の心が少なからず読めてしまう京理義高は、昇の自殺という行為を信じられなかった。両親が、父親か母親が嘘を付いていると感じ…。
心優しき太陽の姫が駆け抜けた、
儚い戦いの物語
連合軍vs革命軍!
その狭間で揺れる彼女が選んだものは……。
哀しみの連鎖を断ち切るために、
巨大兵器が宇宙を舞う!
「去年の12月30日、何してたっけ?」 僕は世田谷一家殺人事件の容疑者リストに上っていた−。「僕」が少年期から青年期に体験した限りない心の喪失と再生の物語。著者が実際に書き綴ったブログをもとにした自伝的小説。