- ジャンル
- エッセイ・ノンフィクション
- ISBN
- 978-4-86741-074-5
- ページ数
- 264ページ
- 判型
- 上製本 A5判
- 発売日
- 2022年6月17日
- 価格
- 定価1,601円(本体価格1,455円)
- 分類コード
- 0095
フランスの田舎から世界を見ると
ある編集者の半生記
国際的ジャーナリストが軽妙なタッチで綴る異色のエッセイ集。
日本の会社を辞め、20年前にフランス語が全くできないままフランスに移住。やって来たのはパリから500キロ離れた小さな村サン・ジャン・ドコール。江戸時代のようなぺースの暮らし。村人との愉快な交遊、美しい四季の移ろい、そして、そこから眺めた日本と世界の今を皆さまにお伝えします。
前半のハイライトは、米国ニューズウィーク本社の編集現場内側から見た見聞録とニューズウィーク日本版ができるまでの現場ルポだ。それに三島由紀夫が割腹自殺した1970年、筆者が彼と半日会い書いたエッセイがある。後半は移住先を決めた「こんにちはドルドーニュ」と「フランスワインを救った米国」の記事を入れている。また、世界散策では妻がスウェーデン人である筆者が「ストックホルムの優雅さの秘密」を描いている。歴史探訪では狂気の真珠湾攻撃があり、チャーチルは日本の敗北を予測していた。日本中が湧いたその日、この国の運命は決まっていたのだ。最後はカラー写真特集「こんな田舎暮らしです」で締めている。期せずして、この本はメモワールとなった。読者の皆さんどうぞお楽しみください。
土野繁樹
※この書籍はAmazon.co.jpのみで販売します。