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書籍紹介

源氏1000年の戦乱と算盤と慈善

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源氏1000年の戦乱と算盤と慈善

村田政也(十二代目七右衛門) 丸山学(執筆協力) 著

ジャンル
エッセイ・ノンフィクション
ISBN
978-4-86741-019-6
ページ数
276ページ
判型
上製本 B5判
発売日
2022年7月10日
価格
定価2,000円(本体価格1,818円)
分類コード
0095

内容紹介

これは、江戸日本橋の紙問屋にして本両替商も務めた村田屋12代目当主(村田七右衛門)による千年以上にも及ぶ一族の歴史であり日本の物語でもある。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼朝の家臣として登場する佐々木氏族がこの家の祖先に当る(源平合戦で戦功を挙げた)。戦国時代には佐々木氏(六角氏)から枝分かれして「和田」の名字を名乗り、本宗家・佐々木氏と共に織田信長と対峙する。しかし、織田信長への対抗策はなんと居城・観音寺城をあっさり捨てて逃げる事だった。おかげで祖先は鈴鹿峠を財宝を持って無事に越えて伊勢国に至り「村田」と名字を変えて商人として江戸時代を迎える。四日市を拠点としながらも村田家(村田屋)は江戸日本橋にも進出して大商人となり、幕末には現代の銀行業ともいえる本両替商まで務める事になる。(黒澤明監督は「本物」のことを「村田の煙管」と例えたが、煙管の村田屋を営んだ村田七右衛門が祖先であるか否かははっきりしていない)しかし、11代目の村田七右衛門は「昭和の生き仏」とも呼ばれ金儲けは一切せずにひたすら寄付・慈善事業に打ち込んだ(「本来無一物」「結果自然」などという仏教的な精神を地でいく生き方を最後まで貫いた)。一方で息子の12代目村田七右衛門はその父とは正反対に商売の道を歩む。少年だった12代目は東京大空襲で防空壕の中からB29の真っ赤に光る機体を見上げ、それがやがて米国での事業へと繋がっていく。米国で鉄板焼きレストラン「GENJI」(サンノゼ等)は大成功し、ついに江戸期の村田屋が海外で再興する事になった。コロナ禍に見舞われながらも村田家特有の「ネバーギブアップ」と慈善の精神を織り交ぜながら現代でも事業が続いている。これは歴史物語でもあり(赤穂浪士と村田屋のエピソードなども描かれます)、一つの家系が「武士」「商人」「慈善家」という様々な顔を併せ持ちながら継続した貴重な記録でもある(事業で成功してきた故の相続税の苦しみなども描かれる)。

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もくじ

村田政也(12代目村田七右衛門)
江戸日本橋の紙問屋にして本両替商(銀行業)も務めた村田屋の12代目当主。江戸時代より前までルーツを遡ると宇多天皇を太祖とする宇多源氏であり、宇多源氏の中でも武家の名門として知られる近江佐々木氏族(六角氏)に行き着く。宇多天皇から繋がる家系図は本書に掲載されており、松坂屋・伊藤家との関係も明らかになる。
自身は慈善事業に明け暮れた父親とは正反対に村田屋を復活させるべく米国で事業を展開中、鉄板焼きレストラン“GENJI” 盛業中。(昭和25年慶應高校、同29年法学部卒)

丸山学(執筆協力)
行政書士。先祖調査・家系図作成の専門家。
テレビ・ラジオにも出演し、毎日新聞の一面記事としてその活動が取り上げられたこともある。

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