- ジャンル
- 詩集・句集
- ISBN
- 978-4-86476-393-6
- ページ数
- 106ページ
- 判型
- 上製本 四六判
- 発売日
- 2016年6月10日
- 価格
- 定価1,320円(本体価格1,200円)
- 分類コード
- 0092
詩 紀行 変革期
今、日本は民主主義の崩壊に直面している。その現状を政治や社会の多方面にわたり詩や福島、沖縄紀行を通して訴える。また、詩における花鳥風月や単なる自己表現ではなく、現代社会や政治を見据えた新しい詩のあり方をも追求している。
福島原発事故では安全神話により国民が巧妙に騙されていたことが分かった。経済効果や利益追求のために、一度事故を起こしたなら人間の力では制御出来ない怪物を作り出してしまった。安全神話や平和利用を喧伝して、これらを推進した政権や官僚の罪は極めて重い。
また、米軍基地は沖縄に集中し、沖縄県民は多大な犠牲を強いられ、人権は極度に侵害されている。政府は、さらに沖縄に基地を作ろうとしている。このように沖縄県民にのみ犠牲を押し付けるのは民主主義ではなく、利己主義であり、ファシズムである。これこそ民主主義の崩壊である。日本の民主主義を守るなら、すべての日本人が真剣に考えなくてはならない問題である。
さらにひどいのは、過去の戦争でアジアの人々に多大な犠牲を与えたにもかかわらず、その反省を全くしない。むしろ正当化し、自衛隊の海外派兵や憲法改悪を目論む保守政権の姿勢である。
今や、国民が知らない間に大政翼賛会の世論形成がなされようとしている。日本人一人一人が、今こそ民主主義を取り戻すことを考えなくてはならない。それらを強く訴える詩及び紀行である。
※この書籍はAmazon.co.jpのみで販売します。