- ジャンル
- ビジネス・情報・社会
- ISBN
- 978-4-434-26285-2
- ページ数
- 176ページ
- 判型
- 並製本 四六判
- 発売日
- 2019年8月5日
- 価格
- 定価1,430円(本体価格1,300円)
- 分類コード
- 3034
ISOの復権
マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと
なぜ、ISO が経営に生かせないのか?
なぜ、マネジメントシステム認証制度は、社会的制度として普及しないのか?
マネジメントシステム規格を効果的に活用したい組織と関係者のための必読書
◆効果的に活用できていない例:
・不適合を改善に繋げていない
・ISO規格を満たすことが目的化している
・改善提案制度はあるが形骸化している
・環境活動が単なる節約活動となっている
・カリスマ経営者の引退後を考えていない
・責任権限が限定されていて実態と合わない
・ホワイトカラーの業務が監視・評価していない
・不適合発生部署のみの是正になっている
・審査を単にクリアするだけになっている
・原因が「理解不足」ばかりで改善されていない
・マネジメントを支える業務環境が整っていない
・小規模組織なのに内部監査手順が複雑
・間接部門の業務プロセス改善が進んでいない
・管理職のリーダーシップが発揮されていない
・内部監査結果のため経営改善に活かされない
・・・
本書では「効果的にISO を活用できていない組織の問題点」を挙げ、その原因と対策を考えていきます。
◆認定認証制度に関する提言例
・不祥事報道に対するISO認証の取消と一時停止
・登録範囲の表記と産業分類
・ISO認証組織に対する一般からの苦情
・ISOマネジメントシステムと事業プロセスと統合
・認証における申請範囲の適切性
・一時的サイトの審査方法について
・登録範囲の製品及びサービスの表記方法
・審査報告書における一時的サイトの記載
・提供する製品/サービスはモノなのかサービスなのか
・・・
また、ISOマネジメントシステム認定認証制度に関する疑問や誤解についてまとめ、認定認証制度が「社会的価値を持った組織の能力証明を示す制度」となるための提言をしています。
経営コンサルタント
1968 年生まれ、1993 年東海大学大学院修了(工学修士)。
高圧ガス保安協会、日本能率協会コンサルティング、Det Norske Veritas(現 DNV GL)等を経て、2004年にロジカル・コミュニケーションを設立し独立。
コンサルティング、マネジメントシステム監査は1000社を超え、製造業、サービス業の業務改善指導、FCチェーンの管理職教育を多数手がけている。
専門分野は、業務改善、経営戦略、リスクマネジメント、不祥事分析、品質保証、マネジメントシステム監査、ロジカルシンキング。
主な著書に『不祥事を止めるISO 思考』(光文社)、『仕組みが無くてダメな会社仕組みがあってもダメな会社』(日刊工業新聞社)、『ちょロジ〜ニュースから学ぶ7つの思考法〜』(パブラボ)など。
e-mail:info@logcom.jp