- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-434-18930-2
- ページ数
- 266ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2014年3月30日
- 価格
- 定価1,650円(本体価格1,500円)
- 分類コード
- 0093
1919年に、オーストラリアのメルボルン大学で日本語を教え始めた人物がいる。その人の名は、稲垣蒙志。東京朝日新聞に「豪州の日本語の父」と紹介されたこともある蒙志。これは、白豪主義政策を掲げるオーストラリアで、日本語教育発展に全力を注いだ蒙志と、蒙志を支えた妻ローズの物語である。メルボルンで日本語教育に花を咲かせることに成功した二人の運命は、第二次大戦の勃発により、大きく変わっていった。実話に基づくフィクションである。
1948年広島生まれ。
広島大学卒業後、名古屋市立の中学校で4年間社会科を教えた後、1975年よりオーストラリア在住。
モナシュ大学で修士号、博士号を取得。
メルボルン大学で17年間日本語教育に従事し、2008年に退職。
退職後、執筆活動を始める。
JCVニュースレターに短編小説を掲載。
インターネットサイトのGO豪メルボルンでは長編小説を連載中。
著書に「短編小説集 オーストラリア メルボルン発」がある。