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Book Detail

福沢諭吉と現代文明論

~文明論を完結させるラストピースとは?~

向井 卓 著

発売日
2026年3月17日
ISBN
978-4-86741-442-2
定価
1,100円(本体1,000円+税)
判型
並製本 A5判 / 212ページ
分類コード
0036
発行
株式会社ブイツーソリューション

内容紹介

幕末から明治にかけて西欧文明の啓蒙家の役割を果たした福沢諭吉ですが、明治8年に「文明論之概略」を発表します。日本は、開化により、江戸時代の閉ざされた日本標準から、西欧文明という世界標準が支配する舞台で生き残らなければならなくなりました。そのためには、西欧の本質を国民が正しく理解する必要があると考えたからです。彼は、近代文明の本質を、自給自足経済から産業化・市場経済へ、封建・専制政治から法治に基づく合議制へ、迷信や神話から人智の支配へなど、進歩の歴史として論じました。150年前でしたが、それらは、現代社会に通じる普遍的な価値観でもありました。しかし、この間、二度の世界大戦、東西冷戦、中国の台頭、そしてアメリカ社会の分断・対立とトランプ大統領の登場など世界の文明の地図は大きく塗りかえられて来ました。これらは、文明論としてどのように説明できるのでしょうか。因みに、合議制としての民主主義は、世界大戦後の国際協調や基本的人権など理念としての深化はありましたが、制度とその運用に関しては、未だ進化の途上にあると言わざるを得ません。それは、文明論が未完であることの証左です。その余白を埋めるラストピースは何か、実は、福沢の「文明論之概略」の中にそのヒントがあったのではないか、それを紐解いて行こうするのが本書の狙いです。

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