Book Detail
遠藤周作試論
メディア・歴史・精神分析
定価 1,870円(税込 / 本体 1,700円)
内容紹介
「踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい」(『沈黙』より)
この言葉がすべての引き鉄になった、一つの欠如として、或いは裂開として。
メディア・歴史・精神分析の視点から考察する切断的、結合的遠藤周作論
「遠藤は……圧倒的な歴史に対しなす術もなく、叙述可能性と不可能性の只中で、詫びながら書いている。存在の彼方に対し詫びながら」(本文1章より)
「しかし日記を託された千葉がそれを読む以上、ピストルは彼に渡ったのではないか。そしてまたそれを読む読者へとピストルは移動し続ける。超越的シニフィアンとして……」(本文4章より)
