Book Detail
追跡 阿部次郎 校長排斥スト事件
内容紹介
頻発する「学校騒動」から「上京遊学」のパターンまで膨大な史料の克明な読み取りから生き生きと描かれる明治学校史の逸品! 竹内 洋(教育社会学者・京都大学名誉教授)
阿部次郎といえば、青春のバイブルといわれた『三太郎の日記』の著者、あるいは大正教養主義の旗手として有名であるが、彼が旧制山形中学校(現・県立山形東高校)時代に校長排斥のストライキをリーダーの一人として決行し、その結果、放校処分を受けたことまで知っている人はほとんどいないのではないか。しかし、次郎の校長排斥ストや放校処分は、事実だった。一見、沈着で、静的なイメージを持つ次郎であるけれども、とくに若き日の彼には果敢で、動的な一面もあったのである。本書は次郎の若き日の足跡を忠実に「追跡」することによって、彼のそういう真実の姿に迫ろうとした力作である。
