Book Detail
罹災記
南部麒次郎の記録
定価 1,100円(税込 / 本体 1,000円)
内容紹介
庶民感覚と軍人感覚が交錯した稀有の罹災記
令和2年5月刊行の『或る兵器発明家の一生』復刻改訂版である『捧げ銃-三八式歩兵銃等皇軍銃器の開發者-南部麒次郎自傳』の続編です。戦時下の日本は米軍B29爆撃機の空襲に見舞われ、東京在住の南部家宅も昭和20年4月に全焼、翌5月、一家は福井県大野町へ疎開します。終戦後の11月に大野町を引き払い鎌倉稲村ケ崎に移ります。その間の暮らしの悲喜交々ぶりや感慨を刻銘に、時にはシニカルに、また時にユーモアをもって記されています。最悪な交通事情、借家事情、食料確保のための農作業、体調保全のための鍼灸院通いに明け暮れし、一方で戦況打開策としてロケット噴進による新航空兵器開発を陸軍大臣に献策したり、終戦直後、東久邇宮総理大臣へ所見を奉呈したりしています。庶民感覚と軍人感覚が交錯した稀有の罹災記であろう。
