Book Detail
日常風景
内容紹介
まだ終わってもいない試合で「勝った」と発言した瞬間から負けが始まる。(「ことだま」より)
生きることに器用でないと思う人は多いのであろう。私も例外ではない。苦手意識を持ちながら何とか六十余年を生きてきた。戦で局地戦に負けて防衛ラインが押し込まれるように、人生でも失敗の繰り返しで心の基準が下がることもあろう。全ての人が順風満帆で前に進めるわけではない。紆余曲折しようがそこにも生活はあるし却って物事が見えることもある。優しくなったり懐が一回り大きくなる人もいるであろう。私には人に誇れる何も無いが長く生きたということは事実である。私にはそこにしか頼るものがない。悪あがきしながら生きた経験を短文にした。自分にけじめがついていないので短文を書くのであろう。
